大阪難波の繁華街での夜。
俺は金流ラーメンを食べてホテルに戻る予定だった。
(ちなみに、こってり系で美味しかった。)
だが、ラーメンを食べ終わった後。
携帯のラインが鳴る。
「昨日はどーも。」
「何していますか?」
俺は、心の中でガッツポーズをした。
前の晩に出会った女にかけていた「おまじない」が効を奏したと確信したからだ。
その女は前日、サポ掲示板で出会った女。
割り切り目的なので、その場限りの出会いのはずだった。
出会った条件はホ別2枚。彼女を3回もイカせたので満足気味。
だが、俺はタダやって終わらせるような、事務的な出会いは嫌いだ。
その出会いを最大公約数的に活かす為に、女に応じて色々な「おまじない」をかけることにしている。たとえ相手が割り切り娘だろうともである。
おまじないとは、相手に過度な期待感を与えることです。
「もしかしたら、いいことがあるかも?」
そう思わせる為の導線を張ると言うこと。
割り切りの女が期待するのは「金」です。
それも、通常の相場よりも良い条件で会えるならば、たいがいのことはやる。
だが、金で女を買うのではないのだ。
金と言う匂いを嗅がせて、相手のほうから近づける戦略を用いる。
相手にメリットを与える代わりに、こちらの要望を突きつける。
それが、バッチリと絵にはまったのが今回の事例です。
前日、ラインのID交換をした女に、俺がかけたおまじないを要約するとこうだ。
「ねえ!素人の女の子を紹介してくれない?」
「難波で友達になれる女性を紹介してくれたらお礼はする。」
「キミと俺はビジネスライクな関係l」
「だけど、大阪で普通の女の子と知り合いたいんだ」
「割り切りとか縁のない素人の子と知り合いたい」
「明日か明後日、観光案内してくれる友達いないかな?」
「もし、俺が気に入る子を紹介してくれたら、大阪で愛人を探している若手社長を紹介するよ。」
提案している場所は大阪の難波駅周辺にある、「モントレ グラスミア大阪」だ。
22階のメチャクチャ綺麗な夜景がある部屋で俺はワインを飲みながら、余裕ある態度で彼女に接していた。
(ちなみに、この部屋で一泊1万1千円は安い)
場所が場所だけに、それに相応しいような提案だった。
もちろん、愛人を探している社長などはいない。
嘘八百である。
ただ、ダメ元で言っているだけでした。
その時の、割り切り娘の態度は平静を装っていた。
「ふ~ん。そうなんだ~」
「変わったことを言う人だね」
「でも、普通の子なんていないよ・・」
女の反応はこんな感じだった。
ま!言うだけは言ってみた程度である。
相手にメリットを与える提案の代わりに、こちらの要望を伝えるのは、割り切りをする女性にとっては、至極当たり前の世界。ただし、普通の女性には倫理観があるので、このような提案は全く通用しない。
相手を見極めて、それに応じた「おまじない」をするのが大切です。
ダメ元だからこそ、「おまじない」と呼んでいます。
合コンが失敗で終わりそうな時。
出会い系で知り合った時
街でナンパしてラインIDを教えてもらっている時。
「常に、何か提案できるものはないか?」
このような思考を俺は意識して実行している。
当然、やらないよりは、やったほうが良い結果に繋がる。
それに、女性に対する、企画力や提案力を付ける訓練にもなる。
大阪での出会いにおいては、見事、クリティカルヒット。
金流ラーメンを食べ終わった後。
前日、割り切りで出会った女から、素人女性を紹介してくれると言う連絡が入ったのだった。
「明日、ホテルのロビーで12時に友達と一緒に会えますか?」
「私との関係は、昔のバイト先での友達だと言うことにして下さい。」
俺の、心がわき踊った瞬間である。
おまじないがヒットしたら、予想以上に嬉しい。
大阪での観光旅行が10倍楽しめるようになったのは言うまでもない。
その素人女性との出会いについては、また次回に書きます。